スクールリーダー研修の募集開始です。
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本学は3学期制で、第1学期が昨日で終了しました。本来は最終週は試験期間なんだけど、大学院博士課程の「教育学セミナー」という授業は1回分休んでしまったので、試験期間の6月30日が最終回となりました(じつは、そのことをすっかり忘れていた私は、授業が始まる時間になっても研究室でとある院生と話し込んでいて、Yさんが呼びに来てくれるまでその日も授業があるということを忘れてしまっていました。ゴメン。先週の土曜日のBBQパーティですべては終わったんだと勘違いしていたようです。)。
で、毎回、私が過去に書いた論文の批判的検討を院生さんがしてくれてきたわけですが、今回はある留学生の発表。論文の内容を詳しくまとめたうえで、いくつかの考察を添えてくれました。その考察の冒頭で、「学校の自律性が大事だとか校長のリーダーシップが大切だとかいろいろ論じられているけれど、実際のところ、日本の校長は2~3年もすれば出て行ってしまうのだから、たいしたことはできないんじゃないの?」という感じのことを書いてくれたのでした。
「フムフム、なるほど。じゃあ、君の国では校長は一つの学校にどのくらいの期間いるの?」
「30年くらいはいます。私の通っていた学校の校長先生は30年ぐらい校長をつとめて、やる気はないけど身体は元気で。それで75歳くらいでやめました。」
「へえ~。それじゃあ、日本の状況は不思議に見えるはずだ。」
「じゃあ、日本ではどうしてこうなっているんだろう?」
というような感じで話が進み、日本人の院生さんたちが一人ひとり、そのワケを出し合っていくことになったのでした。各自、それぞれの観点も交えて話してくれたんだけれど、なかなか的を突いた見解だったと思います。
留学生からそれぞれの国のことを聞きながら日本のことを考えていくと、日本の学校の人事システムって、「平等の保障」ということをとことん追求してきたんだなあ、とあらためて思い知らされたのでした。
そうこうしているうちに、気がついたら時計は授業終了時刻を5分以上も過ぎていて、1学期はこれでおしまい、となりました。
が、今日と明日は学群の教職科目の集中講義。今年は人数が少なめだし、皆真剣に受けてくれるのが救いですが。
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今日は私が指導している学生の卒論構想発表会。本来の構想発表会は5月なんだけど、その時期が教育実習と重なってしまう学生は、実習が終了してから、ということで、今日がその日でした。
「教科教室型学校運営」という、ちょっとややこしそうなモノに関心をもっているKさん。そして「小規模特認校制度」なんて、これまた耳慣れないことをテーマに掲げるFくん。それぞれの持ち味を発揮した発表と受け答えは、朝のぼーっとした頭の眠気覚ましにはちょうどよかった(失礼)。
二人とも、妙に堂々としていました。あれだけしゃべれるんだったら、もう、放っておいても書けるでしょう。
そはいうものの、これからが本番。締め切りの12月17日まで、山あり谷あり、というのが毎年のこと。何があっても初志を貫いていきましょう!
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土曜日午後から日曜日午前中にかけて、共同研究プロジェクトの研究会をもちました。
アメリカの学校認証評価の仕組みと実態を学校改善支援機能という観点から捉えてみようというテーマで、私が日本学術振興会の科学研究費補助金を交付された3年間の共同研究です。集まった方々は、竺沙知章氏(兵庫教育大学)、山下晃一氏(神戸大学)、大野裕己氏(兵庫教育大学)、わが院生の照屋翔大氏と私の5名。
やはり、これだけの「その道の専門家」が互いに知見と問題意識を絡み合わせて議論をすると、すごいもんだなあ、と感じます。1人で一生懸命調べて考えていたのでは思いつかないことだらけ。異質性をもつメンバーがコミュニケーションを交わすと、たくさんの発見があります。
日本でいま語られている「学校評価」という言葉をもう少し相対化して捉えなければいけない。そんな共通理解が確かになりました。これからやるべき課題は多いですが、楽しみな研究になりそうです。
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今年もいよいよ、公開講座「スクールリーダー研修」の募集が始まります。例年よりも早めの募集開始となりますので、ご関心のある先生方、ぜひともよろしくお願いします。
http://www.tsukuba.ac.jp/community/extension/education.html
この講座は、校長先生、教頭先生、教務主任クラスの先生方を対象にした「校長課程」と教育委員会の指導主事の先生を対象にした「指導主事課程」の2つの課程(それぞれ3週間)をもつ講座として旧東京教育大学の頃から開催されてきました。筑波大学になってからも、毎年、全国から数多くの先生方をお迎えして続けてきたのですが、このところ、学校の多忙化や自治体の財政状況の悪化などを背景として、受講者数が減少傾向になり、両者を統合して「スクールリーダー研修」として年1回(3週間)、開催しています。
さらに、昨年からプログラム内容を一新しました。
特別支援教育、外国人児童生徒教育などの最新トピックや、「子どもとは何か?」という基本的課題を幅広い視野で捉え直そうとする科目。新学習指導要領の具体的な課題を各教科別にレクチャーし、カリキュラムのマネジメントのあり方を考えようとする科目。学校を元気にするマネジメントとリーダーシップの課題を多面的・実践的に考えようとする科目など。学校のリーダーに必要とされる内容をすべて、本学が誇る多彩な教育学関係スタッフが提供します。
今年も、都内の特色ある学校(未定)と文部科学省の訪問を盛り込んでいます。文部科学省では、いまスクールリーダーにとっていちばんの関心事の一つである学校評価の施策担当者との協議を行う予定です(内諾済)。
とても密度の濃い内容だと思います。おかげさまで、昨年度の受講者の方々からは、とても高い評価をいただき、この講座を是非とも多くの先生方に、という声もいただいております。
学校の牽引役である教務主任クラスの先生を3週間も大学へ送り出すというのは、たいへんなことだと思いますが、受講者の先生が学校へ戻られた後、その成果は必ず還元されるものと確信します。
今年度は、免許更新講習の認定申請をしているので、該当年齢の方にとっては更新要件をすべてカバーできます。
校長先生方には、「この人」と思う方を是非とも受講させてあげていただきけるよう、お願いします。
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今日は、博士課程の院生と教育学系のソフトボール大会&懇親会の日。数年前までなら、喜んで汗を流していたのですが、ボールを投げたりバットを振ったりすることができない身体の最近は、もっぱら夕方からの懇親会参加に専念。とはいうものの、今日の場合は夕方に外で会議があったためにその懇親会にも少々遅れてたどり着くというありさまでした。
しかし、昼間のソフトボール大会は想像以上にたくさんの学生さんたちの参加で大いに盛り上がり、新入生を含めた院生さんたちはとっても充実した表情で和やかに懇親を深めていました。みな、元気に院生生活を送っている様子で、なによりです。
新入生さんたち1人ひとりの自己紹介の場面で、近くに座っておられた女性のM先生が「女性が多いね~。昔と反対だよね~。私たちのときは、男性ばっかりだったのに。」
いつもベランメ口調でお話しされるM先生がシミジミとそうおっしゃるのを聞くまでもなく、実際、私が担当している選択必修の授業の受講生も、18人くらいのうち男性は2人だけ。しかも、留学生が全体の半分を超えているかな。とにかく、自分が院生だった頃と比べると、ずいぶん雰囲気が違います。
懇親会の最中に、大学院への進学をめざして研究生をしている留学生のKさんが明るい笑顔で小さなデジカメをもってやってきました。私と数人の院生を交えた写真を、何枚か撮影して盛り上がっていたのですが、どうやらその写真を中国のご両親に送るつもりらしい。彼女と周囲の院生の表情をご両親がご覧になって、安心してくださるといいですね。
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週末に、千葉大学で日本教育経営学会の年次大会がありました。今回は第49回とのこと。
なんだか、個人的にはとても慌ただしい大会でした。一つの大会の中で3回も発表したのは生まれて初めてですが、それぞれ、過去2~3年間の時間を費やして取り組んだことだったので、それなりの手応えを感じることもでき、ほっと一安心。
土曜日の午前中は、2つの会場をかけもちして共同研究2つで発表。そのうちの一つは私が代表者になって、院生諸君ががんばって取り組んできた研究でした。いろいろと細かいところに課題はたくさん残っているけれど、博士課程の院生たちが協力してここまで創りあげてくれたということで、とてもうれしいことです。
日曜日のお昼は第3回の実践フォーラムで、「校長の専門職基準」のお披露目。福岡教育大学の大竹氏と2人で、その内容についてのプレゼンをしました。全国連合小学校長会の前会長のI先生と全日本中学校長会のO先生をお招きして意見交換もできて、学会としては画期的な機会となりました。今後、この基準の活用と改訂に向けて、専門団体と交流していくきっかけになるでしょう。
博士課程の院生、Tくん、Kさん、Oくん、Sくんもそれぞれの個人研究発表をして、会員の方々から貴重な意見をたくさんいただくことができました。1年生のYさんは、果敢に鋭い質問をしたりしてましたね。学会で発表や質問をすることは、大きな飛躍のきっかけになります。
卒論にがんばっているFくん、修士課程で実践研究に取り組んでいるYさん、Mさん等、熱心な学生さんたちも参加していました。大いに刺激を受けたことでしょう。
いろんな意味で、大きな手応えをもつことのできた週末でした。
が、これから3年間、個人的にはたいへん忙しいお役目をいただくことになってしまいました・・・。ここまで、散々お世話になってきた学会なので、少しはその恩返しをしなければなりませんよね・・・。
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今日は朝から2時頃まで、修士課程教育研究科スクールリーダーシップ開発専攻の修士論文・実践研究構想発表会。2年生の面々が、それぞれの思いを込めて発表し、第一関門をようやく通過しました。
内容はともかく、とりあえずこれで皆が走り始めているな、と感じられたことが、担任の立場としては収穫でした。進捗状況はいろいろですが。
夕方からの1年生が準備した激励会は、N先生のクールな「乾杯」からスタート(彼はクールを装っているけれど、3歳の息子さんと一緒にいるところはまるっきり子煩悩の、よきパパなのです)。「皆さん、妄想発表会、おつかれさま! これが次に構想になり、そして理想に・・・」
それから約3時間、皆でいろんな話ができた様子。盛り上がりすぎて、会費追徴となるほどでした。
提出は来年の1月13日。そのときに、「妄想」が「幻想」にならないで、しっかり「現実」のところに落ち着いていることを心から願いますよ。
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筑波大学大学院修士課程教育研究科のスクールリーダーシップ開発専攻も、4年目に入りました。今年度は私が3人の現職者の方の実践研究報告の指導を担当することになり、院生さんたちは日夜、奮闘されています。実践研究報告は、従来の修士論文に替えて、現職者に課される論文です。
私はこの学年の担任でもあるので、昨年度からいろんなおつきあいをしてきた3人ではありますが、私の論文指導を受けながら、そろそろ「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しはじめている頃かもしれません。
まあ、院生3人に、卒論生2人いるから、ときには皆で指導教員のワルクチを言いあうことができてよいでしょう。
それにしても、この実践研究報告というのは、難しいシロモノです。名称をみると、修士論文よりもラクそうでいいなあ、なんて思う人がいるかもしれませんが、私の実感だと、逆ですね。とりあえず、「カミシモを脱いで、タテマエをはずして、スの自分を出すところが、スタート地点」なんですが、これがけっこうな苦行、難行なのです。
大学院にくる前に持っていた自明の発想や思考様式自体を問い直すこと。それによってこそ、現場に戻って「新たな世界」を切り拓ける。かっこよく言えばそういうことになるんだけれど、そう簡単じゃないですよね。とすると、結局、先が見えない状態で試行錯誤をしながら取り組んでいくことになります。その試行錯誤のプロセスを記述していくことが、実践研究報告になるのだろうと、私は考えています。
最終的に、「さっきまで見えていなかった世界が見えるようになる」ってことにならなきゃあ、わざわざ現場を離れて大学院まで来る必要はないですよね。それこそが、「実践的な力量」の基盤になると信じています。現場の経験に依拠して考えることを続けるだけなら、刺激や興奮もないでしょう。だから、報告を書き上げて、最終審査に合格したときの成就感はなにものにも代え難いのだと思います。
でも、政策サイドの発想する教職大学院や、実際につくられて動いているその実例の中には、そんな考え方とはずいぶん違うことが入っているように思えてなりません。なんだか薄っぺらい感じなんだよなあ。たぶん、担当している大学教員にとっても、刺激や興奮は少ないだろうな。
ちなみに、大学院におけるスクールリーダー教育のあり方については、今年4月発行の『学校経営研究』第34巻(大塚学校経営研究会)の特集の中で私見を述べていますので、ご関心のある方はお読みになってください。
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今日の博士課程のセミナーのテーマは「教員免許更新制」。3年近く前に私自身が学会の課題研究で報告した資料を院生さんがレポートするというものだから、その内容は制度化以前のもの。ご存じのように今年度から更新制度は実施に移されています。
更新講習と研修との違いはなにか? 更新要件と教師の職能成長の条件とのズレは? そもそも更新制は何のため? どうして更新制が必要なのか? などなど、ポロリ、ポロリと出される疑問はあるのだけれど、それらを繋いで「思考」するというところまではいかないんですね。
この問題は、教師にとってとてもリアルで差し迫ったことだし、じつはわれわれ大学人にとっても、将来、教育研究者になろうとしている院生さんたちにとっても切実な問題をいくつもはらむ制度なんだけれど、今ひとつそんな受けとめ方が弱いのかな。
制度と現実の間にある矛盾なんかも、感じ取ってほしいんだけどね。
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