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SL専攻の修論審査会も終了

水曜日の卒論審査会に続いて昨日も、朝9時からSL専攻修論・実践研究報告書の審査会。じっと座っているのは苦痛でしたが、なんとか終わりました。

私のもとで修論を書いた2名と実践研究報告書を書いた1名は、それぞれの力を出し切ったと思います。4月から本格的に始動した長いようで短い道のり。この限られた時間で3人ともよく努力し、すばらしい成果を仕上げたと思います。おつかれさまでした。
今回は実践研究報告書が全体で1名だけ。SL専攻の発足時は、現職教員は必ず修士論文に替えて実践研究報告書を、となっていたのに、どちらでも選べるとなったら途端にほとんどの人が修士論文を選ぶ傾向になってしまって私はとても残念に思っています。
「実践研究」という名称が、修士論文よりも一段低いものであるかのように勘違いしている人も過去にいました。また、「それは学校現場にいるときにさんざん書いてきたから」という人もいました。これも大きな勘違い。学校現場で先生たちが書いているのはほとんどが「実践報告」であって、「実践研究報告」ではない、ということがなかなかわかってもらえないようです。
でも、一番大きな要因は、指導する側の教員(私も含む)に、「実践研究報告書」についての定まったイメージや評価基準が統一されていないことなんだろうなと思っています。実際、私自身もこれまで、試行錯誤でした。しかし、試行錯誤しながらでも、やっていかないと何も始まらないと思います。
実践の当事者が自分自身の経験や考えを相対化し、なおかつこれからの実践の指針になりうる何かを新たに発見するというプロセスを大切にしたいものだと思っています。従来のアカデミックな言語表現に囚われないで実践と研究の「間」のところに位置して、成果物を実践当事者にフィードバックできるようなものを一緒に生み出せるといいなあと考えています。
ともあれ、今週はヘトヘト。ですが、来週から再来週にかけて、さらに博士前期課程の修論審査会、入試、・・・と続いていくわけであります。
ちなみに、SLは蒸気機関車のことではありません。大学院修士課程教育研究科の中にある「スクールリーダーシップ開発専攻」の通称です。
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今年もまた卒論が終わった

2室に分かれて行われた卒論審査会。こちらの部屋のことしかわからないけど、みんなよくやっていた。水準高いと思いました。ジッとしてるのは大変だったけどね。

まずは勉強せよ

院生や若い研究者の論考を読んでいると、なんだかやっつけ仕事で済ませようとしているのではないかと思ってしまうことがある。もちろん当人は一生懸命に論文を書いているつもりなんだと思うけれど、「論文を書く」以前の「勉強する」という基礎がなっていないのだと思う。もっとストイックにやらなきゃダメだな。

自分で勝手に思い込んでいたにすぎない表面的な理解をそのままにして、「論文」の形式を整えようとしたって、そんな化けの皮はすぐに剥がれる。論文の中で書く内容の一つひとつは、事前に「勉強」しなければならないことが大半で、そこに自分なりのオリジナルなものを加えるから論文になる。
ところが、そもそも「勉強」の時間を組み入れないで取りかかってるんだろうな。ろくに勉強もしてないことを表面をなぞったような記述で切り抜けて、それで論文を作ろうとしている。そりゃあ、無理というもんでしょう。
頸痛と腰痛をがまんしながら、こんな時間についつい、そんなことを思ってしまうんだな。
さーて。明日は卒論審査会。明後日はMCの修論審査会だ。がまんの時間が続く・・・。
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論文指導の難しさとおもしろさ

筑波大学教育学類では,かなり真面目に卒論審査会をやっている。人間学類の創設当初と比べると,カリキュラムも何もほんとうに大きく変化してしまっているけれど,卒論に対する評価の仕方の基本は変わっていない。

他の学類だと,卒業論文はゼミの教員が評価してそれでおしまい,とか,せいぜいゼミの学生さん達の前で発表会をする,というようなケースが多いようだけど,教育学類(前身の人間学類教育学主専攻)は,主査の指導教員以外に副査1人がちゃんと本文を読んだうえで,審査会(学類を担当する30人以上の教員が出席)を開催し,本人の口頭発表の後に口頭試問をおこない,教員全員が採点する(時間の関係で2室に別れてやるけど)。その採点をすべて集計して,60点以上とれなかったら,最悪の場合,留年となる。
私が知る限り,教育学を専攻する学生の卒業研究の評価をここまで手厚くやっているのは本学教育学類が随一だと思う。なんだかんだ言っても言われても,このことがもつ意義はとても大きいと私は思っている。
卒論に限らず,学生さんに論文作成の指導をするのはほんとうに難しいなと思う。当方がすでにやっている研究の一部をただ分担させるんだったらそうでもないと思うけれど,毎年,本人さんの漠然とした「思い」や「気持ち」を少しずつカタチにしていこうというスタンスをとるから,先の見通しが立たない。もちろんもともと優秀な学生さん達だから少しずつ前進して,あるときスーッと胸のすくような飛躍をみせてくれる瞬間もあるわけだけど,道のりは長いから,行ったり来たり。
けど,こうして審査会を行うにあたって,提出された論文を読み返してみると,驚きの進歩を遂げている内容に遭遇し,思わず唸ってしまうこともある。ああ,やっぱり地道に積み重ねていくことで,こんなにもイイ作品ができるんだなあと,とてつもないおもしろさを感じてしまう。
だから,来年もまた,同様の厳しさで地道にやっていくことになってしまうんだな。

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3人目が成人の日を迎える

長男が明日,市主催の成人式に出席する。今日はその前日だからと,卒業した高校の同窓会があると言って紺のスーツに私が11月の出張でお土産に買ってきたネクタイを締めて出かけていった。

3人きょうだいの末っ子で,上の2人が女性だったから(早くから美容院の予約をするとか前撮りするとかでたいへんだったけれど),なんということもない感じではあるが,あらためて考えてみると,感慨深い。
半年間の在外研究のためフロリダへ連れて行ったのはまだ1歳のときだった。上の2人に比べて言葉が出るのが遅かった彼は,なぜかマツダの車をみると人差し指で指して「ピア」とつぶやいていた。どういうわけか他の多くの男の子とは違って「戦いもの」にはほとんど関心を示さず,自動車にばかり興味を向けていた。おかげで家の中はミニカーでいっぱい。暇さえあれば,これまたどういうわけか,6畳間の畳の上で黙々と駐車場ごっこに精を出していた。おかげで官舎の畳はすり切れた。
幼稚園に入園した後,しばらくは担任の男の先生の後ろをひたすら付いて歩いていたそうだ。多くの子が3年保育で1年前から通っていたのに彼は2年保育だったからすぐになじむことは難しかったんだろうな。でも,その男の先生が主催する幼稚園のレスリング大会でチャンピオンになり,たくさんの友達もできた。小学校に入学する前,「和式トイレ」の使い方を教えたこともあったな。
てな感じで,思い起こすとキリがないので,とにかくおめでとう,ということにしておこう。

今年も修士課程の論文提出が締め切られました。

毎年のことですが、年末から年始にかけては、慌ただしい時を過ごします。1月はじめに修士論文(または実践研究報告)の提出期限が設定されていて、院生さんたちが持てる力を振り絞って踏ん張る時期なので。

12月20日頃には卒業論文の〆切があるので、慌ただしさは12月初旬くらいから続くのだけれど、やはり修士課程院生の論文は、提出間際がよりドラマチックですね。
約1年間かけてそれぞれが論文執筆に取り組むので、長期間のドラマではあるのですが、やっかいなのは、ご当人が(もちろん私も)、最後まで書き上げてみて初めて、これまでやってきたことの意味や意義を理解可能になる、ってことでしょうか。
途中までは、「この調子でやっていけばできそうだ」なんて思っていても、最後の2週間くらいのところで必ず、壁にぶち当たるわけですね。だからあと1ヶ月早いスケジュールを組んでおけばよかったのに、って思うわけですが。
大切なのは、そこで悩みながらも自力で考えて最後までやりきるというところ。なかなか難しいんだけどね。
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2014年を振り返って

今年の更新はこれが最後になると思います。

今日の昼間に、先日の人間ドックの結果が届きました。例年にも増して要注意コメントがたくさんですが、急を要する精密検査などは求められていないようで、なんとか無事に年を越せそうです。
そういえば、昨年の今頃は院生さんからメールで修士論文の原稿ファイルがたくさん送られてきてコメント書きで慌ただしく過ごしていた覚えがあります。が、今年はなぜか、その慌ただしさが未だありません。昨年よりも院生さんの数は多いし締め切りも早まったのに、不思議なことです(ちょっとコワイな)。
今年は久しぶりにケンタッキーを訪問して大雪に見舞われました。初めて訪れたカザフスタンでは各所で歓待を受けました。ほかにもたくさんのところで多くの方々にたいへんお世話になりました。お世話になったすべての方々に感謝し、また新しい年の未知の体験を期待したいと思います。
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ふと振り返る2014年(3)

自分の研究成果が本になるのはもちろん嬉しいことですが、今年は、指導した元学生さんによる本が2冊、立て続けに刊行されたというのも印象深いですね。

修士課程教育研究科スクールリーダーシップ開発専攻の修了生で、なおかつ東京教育大学の大先輩でもある石井和世さん(先生)は私の指導のもとで書いた修士論文に大幅な修正・加筆をして『授業改革から高校改革へ』 を学事出版から公刊。
そして博士課程で学位論文を書いて修了した張揚さんは、現代中国の「大学における教員養成」への改革に関する研究』 を学文社から公刊。
いずれもかなりの力作でした。
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ふと振り返る2014年(2)

今年うれしかった研究上のできごとと言えば、やっぱり『アメリカにおける学校認証評価の現代的展開』を東信堂から2月に刊行できたことです。3年間地道に積み重ねた調査研究の成果を、日本学術振興会の研究成果公開促進費の助成を受けて公刊できるという機会は、研究者人生の中でなかなかないものだと思うので。一緒に研究に取り組んでくれた、竺沙知章さん(京都教育大学)、山下晃一さん(神戸大学)、大野裕己さん(兵庫教育大学)、照屋翔大さん(愛知東邦大学)に感謝。

http://toshindo-pub.com/detail/?id=1320

1320

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ふと振り返る2014年(1)

とにかく「初体験」のできごとが多く、自分の未熟さを実感しながら修行するような時間が続く1年だった。そんな振り返りの中ではあまりいいことは思いつかないけれど、あえていいことを思い起こす。

2014年4月に『教育の経営・制度』を上梓できたこと。一藝社さんの企画で、前任校での同僚だった田中智志さん(現・東京大学教授)と橋本美保さん(現・東京学芸大学教授)の監修、そして私が編集させてもらった。
大学の教職課程のテキストだけれど、自分が筑波大学教育学類で担当している「学校経営論」のテキストとしても使用できることを意識して編集した。4月からの同授業で使用できた。

«まだまだ、、、

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